講師:モンゴル国ウランバートル さくらミュージアム代表 ウルジートクトフ氏
ウランバートルにある「さくらミュージアム」は、日本人抑留者が強制労働させられた石切り場跡地に隣接して作られた、日本人抑留の歴史を伝える施設です。
代表のウルジートクトフ氏は、ゴミ捨て場になっていた石切り場跡地の清掃作業から始めて、小さな湖を冬はスケート、夏はボート遊びができる公園として整備しました。その後、この石切り場の跡地の歴史を詳しく調べていく中で、日本人抑留の歴史を伝えたいと考えたウルジートクトフ氏は、ゲルの中に抑留関連の資料を展示してミュージアムとして開放しています。
また図書室や展望台なども敷地内に整備して、地元の子どもたち若者たちだけでなく、観光客など含め多くの人に足を運んでもらえる環境作りを進めています。